Free Wi-Fi

Wi-Fiは、スマートフォンによる利用を中心に、私達の生活にとって不可欠なネットワーク方式となってきています。あらゆるモノがネットワークに繋がるIoT(Internet of Things)時代に向けて、様々な機器に搭載可能なWi-Fiの利活用が今後さらに進むことが予想されます。
また、近年の訪日観光客の増加を受けてフリーWi-Fiの環境整備への要望が高まっており、2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて「おもてなし」のインフラとしての整備が進められています。さらに、熊本地震に見られたように災害時の通信手段としても期待されています。
最近では街中でもフリーWi-Fiサービスを提供しているお店が増えてきました。
●商業施設のフリーWi-Fi
空港、駅、交通機関、コンビニ、ショッピングセンター、飲食店、ホテル等の商業施設では、人口集中による通信量の輻輳回避や商業施設の集客力を高めるためにフリーWi-Fiを導入しています。
●携帯キャリアのWi-Fi
大手3社は月額300円程度で街中で利用できるWi-Fiサービスを提供しています。携帯キャリアは急激なスマートフォンの普及で、回線容量が不足する状況となった携帯キャリアが、トラヒックをWi-Fiにオフロードする目的で、積極的にアクセスポイント拡大に走った事が背景にあるため、月額使用料は実質無料となっています。
●Japan Connected-free Wi-Fi
日本国内のフリーWi-Fiに簡単に接続するための訪日外国人向けアプリで、利用料は無料です。専用アプリをインストール後、ユーザー登録を一度すればOKと訪日外国人だけではなく国内居住者にとっても便利な仕組みとなっています。
フリーWi-Fiサービスについては、無料で使えて便利な半面、適切なセキュリティ対策を取らずにいると盗聴やなりすまし、ウィルス感染などの被害に会う可能性もあります。
少なくとも暗号化のされていないネットワークを利用する場合は、オンラインショッピングなど個人情報の入力が必要なサービスは利用しない、あるいは個人情報をやりとりする場合にはSSL通信により暗号化されているか確認するなど、意識して使うことが必要です。