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2015/09/15

番号ポータビリティ

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番号ポータビリティとは、契約している電話会社を変更しても、ユーザがこれまで利用していた電話番号を変更せずに継続して利用できるようにするものです。
携帯電話のMNP(Mobile Number Portability)が有名ですが、固定電話をひかり電話に変更しても同じ電話番号を利用できるLNP(Local Number Portability)も最近は光コラボレーションの提供により増加してきています。

この番号ポータビリティの接続方式には、①移行元事業者網から移行先事業者網に呼を転送する方式(転送方式)と②発信事業者網が移行元事業者網から移行先番号情報を取得して、発信側で移行先事業者網に接続し直す方式(リダイレクト方式)の2つの方法があります。

以前は、転送方式が利用されていましたが、「転送方式」は、ユーザが通話している間、発信事業者網から移行元事業者網までの回線と移行元事業者網から移行 先事業者網までの回線の両方を占有し回線の利用効率が悪いため、最近では、回線の利用効率の高い「リダイレクト方式」を利用する事業者が多くなっていま す。
特に携帯電話ユーザは、MNPキャンペーンにより事業者を何回か変更する場合がありますが、転送方式だと事業者間を呼が渡り回ることになり回線効率が極めて悪化します。
一方、「リダイレクト方式」の場合は、最初に契約した事業者がデータベースの移行先情報を最新のものに書き換えることで対処できるため、浮気者のユーザにも適した方式ではないでしょうか。